乱視を矯正するには、屈折矯正手術、眼鏡、コンタクトレンズなどがありますが、もっとも安全性が高く手軽なのは、眼鏡といえるでしょう。
乱視とは、角膜の歪みにより起こる現象で、物を見るのにピントが合わず、ぼやけて見えてしまいます。
乱視・遠視・近視はいずれも屈折異常ですが、屈折異常の中で乱視を持っている人の割合は案外多く、3割以上を占めています。
人間の角膜は綺麗な円形ではなく、横方向に少し長く楕円を描いています。
この楕円の状態が大きい場合は乱視となります。
楕円の状態が大きいという事は、横方向と縦方向にズレが生じることとになり、一つの目の中にまるで違う度数のレンズが二つあるようなものです。
この事を正乱視と言い、視力に影響を与える事になります。
もう一つ不正乱視と呼ばれる乱視があります。
この不正乱視は、角膜表面が凸凹になっていて、物を見ると波打った様な状態に見えてしまいます。
不正乱視では眼鏡での矯正が出来ず、ハードコンタクトレンズを使用することになります。
しかし、ハードコンタクトレンズでも矯正が不可能な場合があるのです。
目の調整力のある若い時では、調整力により遠くが良く見えるという事があります。
けれども歳を取って調整力が衰え始めると、遠くもぼやけて見えるようになります。
遠視で問題になるのは、ピントを合わせ様とする為、肩こりや眼精疲労の原因になってしまうということです。
また、子供の場合では弱視になる危険性があります。
子供の場合は視力が低下したという意識が薄い為、大人が異変に気付いてあげることが必要です。
そして、早めに眼科を受診し眼科医の診察、指導のもと適切な矯正をすることが大切です。
乱視を矯正するには、屈折矯正手術、眼鏡、コンタクトレンズなどがありますが、もっとも安全性が高く手軽なのは、眼鏡です。
眼鏡には、レンズが角膜に触れないので、衛生上の問題が全くといっていいほど無いという安心感があります。
ただし光学的には、ハードコンタクトレンズによる矯正と比べて、空間視の違和感があるという点では若干のデメリットがあります。
眼鏡には、ハッキリ見えるのだけれど違和感を感じてしまうこともあり得ます。
そういった点が問題点としてあるのも事実です。
しかし、それは高度な検査処方技術によってかなりの部分についてカバーすることが出来るものなのです。
通常眼鏡による乱視矯正には、一つの方向のみを矯正する円柱レンズが使われます。
乱視は角膜の屈折力が揃っていない為焦点が出来ません。
この為、一つの方向だけに屈折力を持っている円柱レンズを使って、角膜のカーブのキツイ面から入ってくる光を調節するのです。
この円柱レンズとは、ちょうど円柱を立てた状態で、縦方向へ垂直に切り取った形のレンズで凸、凹の円柱レンズがあります。
この円柱レンズと、球面レンズの組み合わせによって、様々な乱視に対応するのが一般的です。
また眼の屈折異常には、乱視、遠視、近視の3種類がありますが、乱視はそれ自体単独で現れる事は少なく、遠視や近視に付随して生じる事がほとんどだと言えます。
つまり、近視や遠視を持っている眼は、少なく見積もってもその半分以上は、矯正が必要な程度の乱視を持っているのです。
乱視があると、物のぼやけ方が横方向と縦方向で違ってきます。
例えば、近視と乱視がある人が近視のみ矯正している眼鏡を掛け、碁盤の様なマス目を見ると、縦線はハッキリしているが横線は少しぼやけているという様な現象が生じることがあります。
逆に、近視だけの矯正をした眼鏡では物がすべてある方向にダブって見えるという事も起こります。
それはほとんどの場合、乱視を正しく矯正することにより解決出来るのです。
必ず、自分の症状にあった眼鏡をかけることが大切です。
乱視とは 一言で言えば目の歪みの事をいいます。
例えば、ラグビーボールは円ではなく楕円形をしています。
そんなには歪んではいませんがイメージとして考えてみて下さい。
倒乱視、直乱視
自分が倒乱視なのか直乱視なのかを知ることは実はとても重要な事なのです。
なぜなら直乱視はある程度は無視しても大丈夫なのですが、倒乱視の方は頭痛や肩こり等の影響が出やすい乱視だからなのです。
もし、手元に眼鏡やコンタクトの度数が書かれたデータがあれば次の点を確認して見て下さい。
CもしくはCylと書かれた右横にマイナスの表記で数字が書かれていると思います。
次にAXまたはAXISと書かれた右横に180°や90°などと書いてありますね。
これが乱視軸と言って、倒乱視か直乱視かの目安になります。
180°よりプラスマイナス20°までのズレが直乱視です。
90°よりプラスマイナス20°のズレは倒乱視です。
それ以外のズレの場合は斜乱視といいます。
例えるとあなたのAXに165°と書いてあったという場合は直乱視。
70°と書かれていたという場合は倒乱視と言う事になります。
ただし、注意しなくてはならない点としてあなたが持っているデータは完全矯正値から眼鏡やコンタクト用に補正したデータになっているので、絶対値ではないのです。
例えば、正確なデータの場合では170°でも処方される値は180°となっているのが普通なのです。
眼鏡の処方が170°になっているのにコンタクトの処方が180°になっているのはおかしいのでは?とは思わないで下さい。